お悔みの手紙にこだわる方のための侍日記

弔事のマナーはあらかじめ知っておこう

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お悔やみの手紙は、訃報を聞いたらあまり間をおかないようにして、すぐに時機や礼を失することのないように書くことも非常に大切です。やむを得ない事情により通夜や告別式に参列することができない、遠方で焼香に伺えないなどのお詫びの言葉、お悔やみの言葉とともに香典やお供物を送るということもよくあります。

いずれの場合にしても、相手の気持ちを思いやり、丁寧な言葉で綴ることがふさわしいと言えるでしょう。お悔やみの手紙の基本構成としては、まず最初に時候の挨拶などの全文は省き、すぐに主文、本題から入るようにします。

次に訃報を知った驚き、悲しみ、お悔やみの言葉を書きます。故人との思い出や、お世話になったことへの感謝の言葉などを書いた後、葬儀に参列できない、焼香に伺えない場合などのお詫びの言葉を綴り、香典やお供物を送る場合は、その旨を伝えるひと言を添えるようにします。最後に遺族への慰め、お悔やみの言葉で締めます。多少書くことの順序は変わっても、このような中身で書かれることが多いのではないでしょうか。

それから、もう一つ注意すべき点があります。それは、あまりに直接的な表現や不幸や悲しみが繰り返すことを思わせるような、忌み言葉などを使わないようにするということです。そのような言葉にも注意して、相手のことを思いやった表現を心がけるようにしましょう。

避けたい直接的な表現としては、「死ぬ」「死亡」「生きていた時」などの言葉です。以上のような言葉は、「ご悲報」「お亡くなりになる」「ご逝去」「ご他界」「ご生前」「お元気なころ、お元気でいらしたころ」などの表現に言い換えるようにしましょう。注意したい忌み言葉としては、重ねて、重ね重ね、四苦八苦などです。

相手が不快に感じたり、相手の悲しみを増長させるような言葉、露骨な直接的すぎる言葉などは避け、やわらかい、婉曲的な表現を用いるようにしましょう。お悔やみ状の書き方は、誰を亡くしたかということや、法人の場合などによって書き方も変わってきます。書き方がわからないという場合には、本やインターネット上などで文例を調べてみると良いのではないでしょうか。

訃報はいつその連絡があるかはわからないものであり、悲しみにくれて慌てて準備をして出掛けるので心に余裕もないことが多いです。いざという時に、弔事でのマナーを知らないととても恥ずかしい思いをしてしまうことになるので、マナーは知っておきましょう。

(参考)
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